・異形パイプとは?
異形パイプとは、一般的な丸パイプとは異なり、三角形・四角形・五角形・楕円形など、
特定の断面形状を持つパイプの総称です。
用途や設計条件に合わせて断面形状を選べるため、機能性・デザイン性の両面でメリットがあり、
さまざまな分野で採用されています。
近年では、スペース制約への対応や製品の差別化を目的として、丸パイプではなく異形パイプを
選択するケースが増えています。

・異形パイプがなぜ用いられるのか?
1)デザイン性・意匠性
異形パイプは外観上の特徴を出しやすく、製品デザインの自由度を高めることができます。
二輪・四輪部品、建築部材、家具など、見た目が重視される分野で多く使用されています。
2)機能性・レイアウト対応
パイプの断面形状を変えることで、限られたスペースへの配置や、周辺部品との干渉回避が
しやすくなります。
製品全体のレイアウト最適化に貢献し、場合によっては軽量化などにも貢献できます。
3)構造面でのメリット
異形パイプは形状を工夫することで、曲げに対する剛性や、へこみ・座屈に対する耐性を
高められる場合があります※。
同じ板厚・重量であっても、用途に応じた断面設計ができる点は、丸パイプにはない特徴です。
※材質そのものの強度が変わるわけではなく、断面形状による「構造的な強さ」の違いによるものです。
異形パイプの製作工程(世の中の一般的な製作方法)
1)押出(エクストルージョン)
主にアルミ材で用いられる製法で、加熱した材料を金型から押し出して断面形状を成形します。
複雑な形状を一体で作れるため、量産性に優れています。
2)引き抜き加工
丸パイプを異形のダイスに通して引き抜くことで断面を成形する方法です。
寸法精度が高く、ステンレスや鋼材の異形パイプ製作に用いられます。
3)ロールフォーミング
板材を連続的にロールで曲げ、溶接してパイプ形状にする工法です。
建材や自動車部品など、大量生産に向いています。
当社の異形パイプ製作工程(バイクマフラーサイズ)
当社では、一般的なパイプと呼ばれる製品の加工は扱っておりませんが、バイクマフラー外筒
(アウター)を中心としたサイズ領域において、
板材を巻いて成形する異形パイプ製作を行っています。主にNCロール成形とプレスによるUP成形にて
対応しております。
詳細は「板巻きパイプとは?製造工程をご紹介」を参照ください。
1)NCロール成形
NC制御された心金を用いることで、成形中に圧力を可変させて、三角形・五角形などの異形断面を
実現します。
小ロットや試作にも対応しやすく、形状の微調整が可能です。対応できるサイズに合致すれば金型は
不要となります。
<動画で紹介!当社のNCローリング加工!>
2)プレス成形(U字→O字)
板材をプレスでU字形状に成形した後、O字に仕上げる方法です。寸法の安定性に優れ、
一定ロット以上の製作に適しています。
用途・数量・形状に応じて、最適な工法を選択しています。

まとめ
異形パイプは、デザイン性や機能性に加え、用途によっては構造面でのメリットも期待できる部品です。
当社では、マフラー製作で培った板金加工技術を活かし、NCロール成形やプレス成形による異形パイプ製作に対応しています。
ただし成形できるサイズや形状に限りはありますので、まずは異形パイプの試作・製作をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
当社の板巻加工事例
パイプ曲げ加工 溶接組立.comにご相談ください。
当記事では、異形パイプとは?について ご紹介をお伝えさせて頂きました。
当社では、パイプ曲げ加工だけでなく、溶接・組立まで一貫対応させて頂きます。設計段階でのご提案も可能ですので、お気軽に当社に御相談ください。










